長々と続けてきたフラウ解剖学、今回が最終回であります。
なんだか込み入った屁理屈ばっかりで、全然描き方らしくねーじゃんかよ!(゚Д゚#)ゴルァ
しかも、何か方眼紙みたいの使ってるし・・・あんなのマンドクセ ('A`)ノシ
いや、あれは正確さを期す為で、いつもあんなの使ってる訳じゃありませんわいw
それでは最後に実地作業を述べて、このシリーズを〆る事にしましょう。
1) 正方形の作成
うえ〜〜?正方形って、やっぱり方眼紙いるの?
いりませんw

まず、自分が描きたい頭のサイズで、横線を一本引いちゃいましょう。

次にフォトショップであれば、その直線を複製。90度回転させる。

その二辺を複製して180度回転。ほら完全な正方形ができちゃった。
2) 正方形を8分割
この正方形を分割するのですが・・・うーん・・・辺の中点ってどうやって見つけるの?やっぱり方眼紙か物差しいるんじゃないの?
いりませんw

正方形の対角線を引きましょう。その交点を通る直線が各辺の中点を通ります。これで4分割。

上でできた二つの長方形の対角線を引きましょう。さっきは二本引いてバッテンを作りましたが、今度は一本づつでOKです。この対角線と正方形の交点が、二つの長方形の中点になります。

はい、8分割ラインの出来上がりでございます。
3) 顔面中央ラインの確定

この正方形中、ここぞ!・・・と自分が思うところに一本線を引いちゃいましょう。それが顔面中央ラインになります。勿論、顔を描き始めてから「う〜〜んどうも良くないな。」と思ったら位置をずらしちゃって構いません。 (但し背景との関係で、厳密な顔の方向を求めている時は、頑張ってこのラインで描くしかないですが。)
4) "頭部"のアウトライン

さてここで、私はこんなものを描きます。髪の毛は無視して、考えられる"頭部"だけのアウトラインです。まあ、非常に古典的な顔面デッサンの手法で、手馴れた人にはププププ何やってんの?w・・・ってなもんなんですが、この古典的手法、フラウには凄く有効なんです。
と言うのは、あの髪型のせいでフラウの頭はバランスをとるのがとても難しく、また髪のラインが描き手を眩惑するんですね。特に首の付き位置なんか非常に惑わされます。面倒くさいようでも、このステップを挟んだ方が全然後が楽になりますですよ。
また、このアウトライン作成に慣れておくと、頭部を上下左右に回転させる時、球体の回転の感覚がつかみやすくなるというメリットもあります。
ここでの注意点は、前に述べた頬のシグモイド曲線を正確に描く事。
それと首は奇形的に細いです・・・と言うのは、これも解剖学の最初の方で述べた通り、フラウは大きな頭に小さな8頭身ボディがついているので、そのギャップがここに来るんですね。描いてて不安になるだろうけど、ここは一つ、思い切り細く描いちゃってください。
5) 髪の毛の作画

さて一番難しい髪の毛です。まず正方形に内接する円を描きましょう。フォトショップだったら楕円選択ツールで大体の楕円を作って、自由変形で内接するように調整。紙とエンピツだったら、ここはコンパスを使うしかないですな。無論あなたがフリーハンドで円を描ける腕の持ち主だったら、ササッとやっちゃってくださいw
次に作った円を、首のラインとナチュラルにつながる位置に移動させます。
解剖学で前に述べたとおり、フラウの髪は髪であって髪にあらず、擬似的な乳幼児の頭部を形成させる為のものですから、円は首にナチュラルに繋がっていなければいけません。
大体、ほら後光ってあるじゃないですか?キリスト教の聖人とかお釈迦様とか?あの後光みたいな感じの位置になります。

この円にそって髪を描きます。襟足のハネは形そのものはそんなに重要じゃないんですが、髪型のバランスを取る為には極めて重要な役割をはたしております。まあ、大体、最初に作った正方形の領域からはみ出ないように描けばいい感じになるかと。
髪を描いてみて・・・ん〜〜〜?なんか変だな・・・と、思ったら先ほどの円をうまくフィットするように動かしてみましょう。常に大きな頭骸骨のイメージを忘れずに!
6) 目、鼻、口の作画

顔面四分割ラインにしたがって目鼻を配置。ちょっとだけ上向かせたい時はラインの上に、ちょっとだけ俯かせたい時はラインの下に描きます。
ここではキッ!と怒ったような顔なので、ちょっとだけ上を向かせたほうがいいですね。上向き、俯きは表情と極めて密接に拘わっているので、描きたい表情にあわせて、その辺は調整してください。
この段階で顔面の横幅が広すぎたり細すぎると感じた時は、頬のラインや、もみ上げのラインで調整します。
さあここまで来れば完成は間近!
7) 本ラインの作画

綺麗なラインでスケッチをなぞって、はい、出来上がり!ゝ( ゚∀゚)メ(゚∀゚ )ノ
最後に・・・
このフラウ解剖学で述べている事は、あくまでも料理のレシピみたいな物だと思ってください。料理の本に載っているレシピ通りに作ったって、それが自分の好みの味とは限らない。第一料理していてつまらない。
これはあくまでも参考であって、自分好みの味、自分のやり易い作り方を見つけるのはあなた自身です。
ただ描いていて、どうもうまくいかないなあ、どこが悪いんだろう???と、思ったとき、このフラウ解剖学が問題解決の手助けになれば幸いこの上なしです。